弱者の英語術(英文メールを書く編)
前回のエントリーに続き、英文メールを送るというときのことを考えてみたいと思う。
実は前回のエントリーの内容をそのまま「書く」というのに応用してしまえばいいのだが、さすがにそのまま応用するわけには行かないので書く時の独特の注意事項をまとめたい。
なお、このエントリーは英語が苦手(英語弱者)だが。仕事の都合で英文メールに関わらざるおえない状況になった方々に少しでも楽な気持ちになって欲しくて書いている。外資系でバリバリな方やMBA取得や留学体験ありといった本格派の英語ユーザー(英語強者)は対象としていないことをご承知置き頂きたい(笑)
早速だが前回のエントリーをちょっと変えただけのタイトルである。
1:文面を書く前にストーリを構成!
書く段階になってはなんだが、伝えたい事はすでに決まっているはずだ。
問題はそれをどう表現するかではないだろうか。文面を書く前に伝えることや聞きたいことなどを簡単に整理しよう。
2:他人の文面や表現をパクりまくれ!
英文メールを書きたいがどう書いていいかわからない。そんな方には他の人が書いたメールを読んで真似することをお勧めする。先輩や上司の英文メールを読んでそこで使われている重要な業務用語などを押さえておこう。とくにこれから自分がやろうとしていることに似た業務内容の英文メールはとくに参考になる。
英文を苦しんでひねり出すよりも他人の表現を借りてくるほうが楽勝なのは想像に難くない。慣れないうちは積極的にパクろう。
他人の文を真似するうちに単語や文の表現を自分の言葉として使えるようになってくるのだ。ただし、自分が理解できない表現をそのまま真似することはお勧めしない。個人的な経験からすると自分自身が理解できない表現を使うと他人が理解できない場合が多いのだ。
3:ネット翻訳を使い倒せ!
これはについては日本語をネット翻訳にそのままかけて出てきた英文をコピペとかいう愚行をして欲しくない。変な文を読まされたときの心理的なダメージは計り知れない。
僕の場合はALCの英辞郎を和英辞書として利用している。これの良いところは自分の使いたい単語の候補が潤沢に示されるだけでなく、候補の単語を和訳にかける事で様々な使用例を参照することができる。
また、英訳した単語を再度、和訳にかける事によって自分の表したい日本語の概念が適切な英単語に置き換わっているかを検証することができるのだ。
ネット翻訳は単語用の和英辞書!という原則を守れば英単語の選定は結構楽になる。
4:悩んでいるのは君だけじゃない!
英文メールを書いていると必ず行き当たる疑問がいくつか出てくる。
willとbe going toの違いってなんだ?
to と for の違いってなんだ?
この単語って不可算名詞だっけ?
全てノープロブレムだ。検索エンジンに聞けばあなたのように疑問を抱えている人が知恵袋に溢れていることがわかるだろう。そしてそれらの疑問に答えてくれる優しい人たちにも溢れている。こうした便利な助けを借りることでだいぶ楽になるはずだ。
5:自分の文を他の人にも読んでもらう。
この方法は個人差もあるが、勇気がいるかもしれない。自分の書いた文が変だとか言われて×を付けられるのは結構ショッキングだという人もいるはずだ。こればかりは添削者の趣味が反映される部分であり、いかんともしがたい。書いた人の原文を尊重して最小限の添削にする人もいれば、完膚なきまでに別の文に書き換えてしまう人もいる
職場の中であなたの英文メールを親身になってサポートしてくれる人を探そう。完膚なきまでの添削をされたあげく英文を書くという意欲までも削られては意味が無い。慈悲に満ちたあなただけの英語の先生を探すのだ!
以上、自分の個人的な経験を書き連ねてみた。
英単語や文法の解説はいっさい出現しない。
英文を書くために楽をしようと唱え、楽になる方法をまとめてみた。
勉強とは関係無い場所で英語を使うということは、うるさい学校の先生もいないし、ネットを使ってチーティングもやりたい放題である。むしろ知識だけに任せて変な英語を書いてしまうより楽をするのが最も建設的ではないだろうか?
僕は皆さんが英語を少しでも楽して挑戦しようというふうに考えてくれるようになれば嬉しいと思っている。