日経新聞を読んでも就活はうまくいくわけじゃない。
大学生の就活に必須アイテムとして日経新聞を読むというというアドバイスをよく耳にする。僕自身は大学生のころから実家に居候の身の上なので両親が購読している日経新聞を読むことができるのだけど実はほとんど手に取っていない。そして就職活動をしていたころもちんぷんかんぷんなのでほとんど読んでいなかった。
僕が就活を始めた頃はリーマンショックで多くの企業が巨額の赤字を計上し、採用を絞っていた。学生のあこがれのメガバンですらフィーバーの2009年卒の新卒採用が50%だったようだ。
就活をし始めた当初は大学主催のセミナーや先輩などからも日経を読めとゴリ押しされ、企業面や投資面を読んだいたのだが情報が多すぎてさっぱりわからなかった。
なによりも自分の興味のある業界や企業の記事を探すのにも一苦労だったし、載っていたとしても小さな記事でほとんど役に立たなかった。苦労して読むのもだるいので早々と放り出した記憶がある。
そのかわりに僕は日経テレコン21というサービスを使っていた。
日経テレコンは過去の日経新聞の記事をデータベース化して検索できるようにしたサービスである。僕は興味のある企業や業界の情報を適当に入力して必要な情報だけかいつまんでしまうという何とも怠惰な技を使っていた。
もしあなたが日経新聞に疲れた就活生であったら日経テレコンを試して欲しい。ちなみにお金がかかるけど大学や図書館が契約している場合があるので、(僕の大学では学生用に契約されていた。)是非確認することをオススメする。
日経新聞は業界や景気の動向を捉えるにはとても便利なツールだと思うけど僕自身は就活生が利用するには?なメディアだと思っている。どうしてかというと日経新聞は投資家や企業経営者の視線から見た有益情報であって労働者にとって有益な情報とは限らない。
だから日経新聞はあまり企業にとって不都合な事は書かないようにしている。
もしも労働者目線でブラック企業の情報を知りたかったら赤旗という選択肢もありえるだろう。
世の中にはいろいろなメディアがあっていろいろな立場から見た多面的な“事実”が存在する。だから、最初に日経新聞を読まなきゃ!という選択肢から入るのは僕にはお勧めできない。
それに日経日経と騒いで儲かるのは日経新聞だけだと言う事をお忘れなく。
それに日経の傀儡テレビ局であるTV東京も全面的に信用しないほうがいい。
カンブリア宮殿で村上龍が褒めちぎった経営者があとでブラック企業大賞にノミネートしちゃうしね。
日経新聞読んでもわかんねーよ!という学生諸君におかれましては情報は一カ所だけから取るな!と忠告してこのエントリーを終える。
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