脱社畜の働き方を読んだ!※速報レビュー
- 作者: 日野瑛太郎
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2013/09/07
- メディア: 単行本
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9月7日発売ということで届くのを楽しみにしていた日野さんの脱社畜の働き方であったが紙の本が届くのを待ちきれずにKindle版をポチってしまった。
そして先ほど読み終えた。
僕が初読で特に印象に残った内容(ファーストインプレッション)についてさっくり書かせていただくとこんな感じである。
①脱社畜の考え方 VS 社畜の考え方
☆脱社畜の考え方
・会社と従業員は契約関係でありビジネスパートナー(労働の法令遵守!)
・仕事と会社は人生の全てというわけじゃない
・仕事以外で自己実現、成長は可能だ
・仕事をがんばるということは長時間労働じゃない!アウトプットの質だ!
★社畜の考え方
・会社と従業員は家族なので一体で頑張る(法律なんて家族には関係ねえ)
・仕事こそ人生の中心であり、全てである。
・仕事こそ自己実現の術であり、成長する方法だ
・仕事とは滅私奉公であり苦労してこそ美しい。それが頑張るってことだ。
今の会社に巣くう考え方は明らかに社畜の考え方である。年功序列の温情経営、高度経済成長のさなかにある企業としては社畜的な考え方でもやっていくことはできたが今の日本が傾いていく未来においては社畜の考え方は通用しなくなっている。
②会社と距離を置く、精神的脱社畜&経済的脱社畜という考え方
・会社というものはあくまで人生の一部と考えて自分の価値観や生き方を大事にする。
・経営者のような目線で頑張って利益を上げたとしても従業員としての給料しかもらえないのだから従業員目線として頑張ろう。
・仕事選びは運ゲームのくじ引きである。環境を変えれば仕事のやりやすさも変化すると考えよう。
・プライベートプロジェクトで自分だけの生業をつくること。そうすることで本業の仕事でうまく行かないことがあっても数ある仕事の中でのちょっとの失敗と割り切ることができるようになる。こうすることで心理的な負担が軽減する。
③日野さんの学生起業時代のエピソード
これだけでを読んでも十分に読み物として成立する!
ここでは野暮な紹介は省くが読みながら思わず笑ってしまった。前半でどことなく森見登美彦氏の小説を読んでいるような気分になる男汁を振り散らすストーリーはすばらしい!!
④脱社畜の未来
技術の進歩に頼ることで生まれる余剰時間を使って(心理的に)豊な生活を作り出そうという考え方に僕も共感した。
本来は豊かになるために頑張っているはずなんだけど実際には豊かな生活システムを維持する奴隷となってしまった労働者たち。本当の豊かさは豊かになるために労働するだけでは得られないと思う。
そして数字だけの経済成長(GDPの成長率)を追い求めても実際にはヘトヘトの疲れを癒すための売り上げばかりが成長する。(レッドブルを飲んでも豊かになれないという項目はかなり共感した。)
今は眠くてヘトヘトでこれくらいしか書けないけどもう少し精読した感想と考察をそのうちアップしたいと思います。
(_ _)ZZZzzzzz