半沢直樹の衝撃
半沢直樹の最終回を40分ほど見た。
- 作者: 池井戸潤
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2010/12/03
- メディア: 文庫
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- 作者: 池井戸潤
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/12/06
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百倍返しだーーーー!
融資先をコントロールして妻の経営する超ダメ企業に資金を横流し...
すげえ!超絶技巧のブラックマネーだ。
じつは僕はシリーズをまったく見ていない。
でもひとつだけ不思議に感じたことがあった。
なんで民放がこんな番組やるんだろう?
テレビ局は銀行から金を借りてるはずだし、巨額の広告宣伝費を受け取っているはずだから銀行のマイナスになるようなドラマの放映なんてしないはずだ。
貸し渋りか貸し剥がしにあったとおぼしき工場のオヤジさんが首を吊るという衝撃的なフラッシュバックのシーンを見てさらに思った。
まじ?
やっちゃっていいんすかTBS?
スポンサー様批判にあたるんじゃないっすか?
で、で、で、ですよ。
ここから僕の妄想だけど...
まずは TBS メインバンク で検索するとウィキペたんが教えてくれるわけです。
どうやらTBSホールディングスの創業時からのメインバンクは三井住友銀行らしい。
IR資料を確認する限り長期借入金の部類はほとんどが三井系の会社から調達している。
要はTBSは三井陣営と利害関係を持った仲良しさんと考えて間違いない。
カラーは緑だ。
そしてだ、半沢直樹の勤務先は名を東京中央銀行という。
これってあれじゃないだろうか。ほら三○東京U○J銀行みたいな感じが漂う名前でしょう?カラーは赤
ある種、赤色銀行のイメージダウンを狙っている可能性も考えられなくはない。
最初はスポンサー批判と思えたが実はこれって三井陣営による三菱陣営への壮絶なネガティブキャンペーンとも捉えられなくは無いだろうか?
(妄想終わり)※この記事は一個人の妄想をもとにしたフィクションです。実在の団体、企業をおとしめる目的ではないことをここに明記いたします。
で、ちょっとここで僕自身が感じたことだけど金融庁の監査がスッゲー嫌な感じに描かれていたけどどうなんだろうか?あれ。
僕としては金融庁の立場を回復させてくれるような良書を一冊紹介しておこう。
- 作者: 江上剛
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/11/14
- メディア: 文庫
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江上剛さんの小説 金融庁ではノンエリートの監察官が銀行への特別検査を行うストーリーだ。兄金融庁、弟銀行というちょっとジレンマ溢れるストーリーを銀行と金融庁のそれぞれの立場から描いた(※最も金融庁寄りの視点だが、)本書はスリリングのある展開でとても面白い。
金融検査とは何か、銀行の融資や金の流れが適正に行われているかを原理原則に基づいて検査するのが我々の仕事だ。という検査官たちの厳正な姿に読んでいて関心させられた。
半沢直樹に感化されて金融庁ウザいとかいうような考えを持った人も「うんうん」とうなる小説だと思う。
ぜんぜん労働ネタを投稿してないけどしばしお待ちください。
アイデアをあっためてもなかなかウマく言葉にならん今日この頃...
See you soon.