Taigoの日記帳

会社嫌いであり、仕事嫌いです。個人的な考え事をのんびり日記に綴ります。(目標は一週間に一回更新)

厳しくするのは愛があるから→その愛は伝わっていない。

会社内での新人や若手に対して先輩社員が厳しい指導や口うるさい話をしているのを以前居たフロアでよく見かけた。


キリンビール 澄みきり「漁師 2篇」豊川悦司 - YouTube

 

会社員の中では口うるいのや厳しいのは後輩のためを思ってだとか、愛があるからなどという理由付けがなされている。リンクに貼った澄みきりのCMのような感じで語られる理論だろうか。僕自身も澄み切りのCMの意見にはだいたい賛成なのだが、どうにも会社と言う場ではこの理論があまりにも手前勝手に使われてしまっている

愛情後輩のためを思ってという理論を誤用して厳しい指導をするのはあまり効率的ではない。

 理由をちょっと挙げると下記二点ような感じだ。

 

①ほとんどのケースでは後輩や部下に愛情が伝わっていない。

何件か隣の部署では40代の先輩社員が私の同期の20代社員にある時からそっけなくかつ厳しく仕事内容にダメ出しをしていた。

僕には同期がいつも先輩からダメ出しをされるようになって、少しずつ疲弊しているように見えた。そこで気になった僕は、同期に聞いてみると「厳しいのは愛情だって言うけど全然愛情が感じられない。俺は役立たずとしてイジメられている!!」等々いろいろと愚痴がでてきた。

次に、先輩社員に同期が結構疲弊して愚痴をこぼしていることを会社帰りに伝えると、自信たっぷりに「俺はあいつに期待している。もっと大事な仕事をこなして欲しいと思っている。」という言葉がかえってきた。

あんまり心配はしていないのだが、見事にすれ違いが発生していた。

この関係は先輩社員が海外赴任に行くまで続いていたようだが、その後同期は先輩がいなくなるとミスを連発した...

 

職場イジメやメンドイ仕事の押しつけの正当化に使われている。

僕自身が指摘したい一番の問題点はこれだ。上司や先輩が一方的に部下や後輩にいらついて汚い言葉を吐いても大抵の場合、愛情&後輩のため理論で正当化されてしまうという理不尽な状況がある。

バカとか使えないなどという言葉は相手のモチベーションをそいでしまうばかりか使った人への信頼感が大きく損なわれる言葉だ。だから、たとえ本当にそうであったとしても使うべきではない。それが大人のルールじゃないだろうか。

実際には、「お前のためを思ってうんたらかんたら」と訳の分からない記憶にも残らぬ説教と𠮟責を垂れて愛情などという美しい言葉でごまかしてしまうというおこがましさは見るに耐えない。

さらに恐ろしいのは管理職や年次のが上の者が決めるべき仕事のアウトラインやプランの作成を忙しいとか得意分野ではないと言う理由で部下に投げ出すフレーズとして愛情&後輩のため理論が使われてしまうのだ。「俺はお前のためを思って、成長して欲しいと思っているからこの大きな仕事を任せてやることに決めたんだ。感謝しろ!」と言った具合に...

管理職の本当の気持ちとしては「俺様は忙しい。そしてこのような面倒くさい仕事は部下に投げて役員会議の資料作りに注力したい。こんなくだらない仕事に時間を取られて専務や常務から怒られるのは嫌だ!」という身勝手な裏事情が存在していたりする。

結局は詭弁を弄して部下や後輩に仕事を押し付けたり、一方的な感情をぶつけているにすぎないのだ。

 

俺には愛情があるクソ上司とは違うんだ!

という方が居たら是非実践して頂きたい事がある。それは自分なりに愛情を伝えるということだ。言葉でも良いし、メールでも良い。苦労をかけた後にはきちんと後輩や部下でも「ありがとう。助かったよ。」と一言付け加えるだけでも、すれ違いは防ぐ事ができる。

何よりもこの人のために頑張って少しは報われたと思えるような接し方をしなければ、部下や後輩はあなたをクソ野郎としか扱わないだろう。

 

と言う訳で最後に、


澄みきりCM カップル篇 - YouTube

思いは伝えなきゃ思ってないのと同じだということだ。

それはオフィスでの部下や後輩へのキモチと同じなんじゃないだろうか?

 

 

「あの人と仕事がしたい! 」と言われる「夢とビジョン」を語る技術

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See you soon!