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Taigoの日記帳

会社嫌いであり、仕事嫌いです。個人的な考え事をのんびり日記に綴ります。(目標は一週間に一回更新)

あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。(読書メモ)

ライトな脱社畜

社畜ブログの管理人として有名な日野さんの新著が発売されたので早速購入した。 

前作の脱社畜の働き方精神的脱社畜と経済的脱社畜についてかなり深く言及していたのに対し、本作では精神的脱社畜について知る事ができる。ジョークを交えた軽快な文章で社畜の特徴やその形成過程を知る事ができるため、サクサク読み進めることができた。

とても面白い本なので書店で是非一度手に取ってみてほしい。

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(今回は見つけやすい場所にあった)

 

 

以下に個人的に印象に残ったことを簡単に書き記す。

 

オカルト宗教「労道教」、衝撃の実態!!

日本では労道教という宗教が公然と信仰されており、仕事様が全てに優先し、仕事様を批判する者は迫害を受ける。

このような内容を読んだ瞬間、思わず声をあげて笑ってしまった。

確かに多くの人が健康を犠牲にして働いたり、プライベートの時間を捨ててまで仕事をしている姿はこの国ではなぜか賛美の対象となっている。とくに顕著な例としては残業して居る人を一生懸命に頑張っていると勘違いしてしまう風潮が上げられる。

この国の労道教ではとりあえず時間と体力を削って頑張る事が賛美の対象らしい。

 

あなたの職場にいる社畜をカテゴライズ!!

社畜ってなんだろうか。と考えると意外と曖昧な定義になっている場合が多い。本書では、社畜会社と自分を切り離して考える事ができない会社員として定義している。例えば、仕事=生活or人生と捉えてしまったり居る人や、経済的に会社に依存してしまってなおかつ転職不能なスキルの人などである。生活や精神に会社が深く癒着してしまい、会社なしではどうしようもない人と言ってしまっても良いかもしれない。

 そんな状態をふまえた上で本書は社畜のカテゴライズやその形成過程を解説している。とくに社畜分類学は非常に痛快な切り込みがなされている。

あなたの職場にいる社畜を分類してみると良いし。あなた自身も社畜分類で振り返ってみるといいだろう。

僕自身はどちらかと言うと寄生虫社畜に分類されるタイプである。

 読みながらあいつは腰巾着型社畜、あそこの部長はハチ公だななどと思い浮かべながら読んだ。この項目は是非本書を買って読んでほしい。

 

やりがい重視という超歪んだ職業観

就職活動、会社説明会ではなぜかやりがいという謎の曖昧模糊な言葉を弄して企業も学生も残業や労働環境について語ろうとしない。そしてなぜか退職金や給料、労働環境についての質問は就職活動ではタブーとされてしまう。

ある意味では学生を社畜にエントリーさせるための洗脳がこの国の就職活動には用意されていると言えるかもしれない。

本書では小学校からの進路教育にはじまり、大学の就職活動、新人研修(社畜洗脳)などを通した社畜の形成過程が詳しく解説されている。そして日野さんのそれらへの問題点が語られる。とくに就活の自己分析の項目については目を見張る発見であった。

僕自身も会社に出てから感じた違和感がダイレクトに書かれていて読みながら確かにとうなずける内容だった。

 

社畜洗脳から目を覚ませ!

本書では脱社畜の心がけとして、会社を取引先と捉えることや仕事のやりがいを絶対視しないことなどを提唱している。

会社組織の中で働いていると会社の人間関係やその中でのポジションを絶対視する人が必ず何人かいる。そのような人達はどうしても会社内の社員に経営者目線での思考や、家族思考などを唱えていたりする。

それはある意味での同調圧力と言えるのかもしれない。

そんな中で自分の考え方や生きたかをきちんと考えておかなければ、いつかは会社と一緒に倒れてしまう人間になってしまう。そんな事を考えさせられた。

 

 

こんな人にお勧め。

20〜30代:

自分たちが置かれた会社員というポジションの状況を的確に把握することができる。そして何よりも読んでいてちょっぴり自虐的なコメディー気分になれる一冊である。

 

40〜50代:

おそらく共感できないかもしれないし。できるかもしれない価値観が書かれているかもしれない。共感できないとしたらばそれは会社が安定したりして頑張って社内で良いポジションを手に入れた人達かもしれない。でも今の80年代〜90年代世代の考え方を知るにはとても良い一冊かもしれない。若手社員が考えていることがさっぱりわからないという方にはジェネレーションギャップを知るための良書になるかもしれない。

 

中学生〜高校生:

学校の先生や就職課の人はやりたいことを見つけてそれを目指すんだ!とか言っているけど、やりたい事が見つからないって人にもお勧めである。進路教育なんて糞食らえと言いたくなるような良書となるであろう。

 

大学生:

就職課や4年生の就職体験談に洗脳されたり惑わされたりしていませんか?

やりがいとか自分史とか書き出して怪しいオカルトにはまっていませんか?

本書を読んで就職活動というものについて今一度冷めた目を持って取り組むのもいいかもしれませんよ!!

 

 

あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。