社畜にモヤッとした時にお勧めの4冊
皆さんは会社で働く中で社畜という身分に辟易したことはないだろうか。
僕自身は以前の部署で職場で先輩社員や上司に無駄にこき使われたり、お前がいなくてもどうにでもなるとか言われて怒り心頭に発する日々を送っていた。
今の僕のボスは部下に対して理不尽な要求や発言はしないので心理的にはちょっとだけリラックスしている。(そのかわり仕事のコミットメントが結構厳しい。)
そんなこんなで以前の部署にいたときに僕が心癒された本ベスト3とこれから出版される待望の一冊をお勧めしたいと思う。
ここではアマゾンのアソシエイトにつながるようになっているけど是非本屋さんで実物を立ち読みしてから買ってほしいと思っている。
1位:ニートの歩き方
ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法
- 作者: pha
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2012/08/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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京大出身のPhaさんによって著された本書は「会社で真面目に働いて家庭を持つ人間こそ立派だ」という社会の常識(あるいは通説)を真っ向から否定している。そうしたうえでニートとインターネットの関係性や独自の社会論を展開している。
常識や世間一般の価値観に違和感を感じてしんどい思いをしている人には是非手に取って欲しい。
2位:僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
- 作者: 木暮太一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/04/26
- メディア: 新書
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なぜ売上を二倍とってきても給料は二倍にならないのだろうか?なぜ三人分仕事をこなしても給料は三倍にならないのだろうか?その答えは本書の中で読んでほしい。
本書の著者である木暮さんは資本論と金持ち父さん貧乏父さんを例に資本主義な中で企業と労働者がどのような契約を結んでいるのかを解説している。ある意味では搾取される労働者と搾取する企業という前提をもとにして読者にしんどさを感じる仕事の仕方から抜け出すキャリアパスについて考えていく事を提案している。
給料もらってるんだから見合った価値を提供しろ!などという言葉にプレッシャーを感じたことがある人に読んでほしい。
3位:サラリーマンの生態図鑑
- 作者: アコナイトレコード
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2011/12/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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かつてこれほどまでに会社員という生命体の生態系を客観的、コミカルかつアカデミックに研究した本があったであろうか?いや断じて無いと言えよう。
本書の登場人物は小学校2年生の博士である。彼らの視点を通して会社員と呼ばれる人々の生態をつぶさに観察し、子供たちにわかりやすいように解説した画期的な研究書である。
しかしながら子供の本と侮るなかれ。これはまさしく会社員という生き物としてそれを当たり前に受け止めてしまっている自分たちを社会的に客観視するという大切さを教えてくれる貴重な本でもある。
子供、現役会社員、就活生などこの世に生きる人誰しもが恩恵を受ける一冊と言えよう。
番外編:脱社畜の働き方〜会社に自薦生を支配されない34の思考法
- 作者: 日野瑛太郎
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2013/09/10
- メディア: 単行本
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みなさんもご存知の脱社畜ブログで有名な日野瑛太郎(電脳くらげ)さんが著者の本である。
僕自身は会社や仕事に辟易していたときに脱社畜ブログに出会い、悩んでいるのは自分だけじゃないと思い、ずいぶんと癒された。このブログも実は日野さんのように日本の職場に対して問題点を指摘したいと思い開設した。(日野さんのようなクオリティーに到底及ばないのは承知だが...)
そんな日野さんの著書ということで迷う事無く予約した。まだ発売されていないので解説はできないがぜひこちらで詳細を読んでいただきたい!
世の中には仕事をバリバリ頑張る本が溢れているが、仕事で傷ついた人を癒す本は中々目立たない。これからも会社員を頑張りたくない人のためになりそうな本を発掘して紹介する所存である。
どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
PS:累計の閲覧件数が200件を超えました。
何度も来て下さっている方に誠に感謝申し上げます。