「普通」ってなんだろうか。
僕の頭の中では「普通」という言葉がホットトピックになっている。
雪見さんとcreepさん、お二人の記事を拝読したことがきっかけだ。
二つのエントリーで共通している意見は、普通とは多数派の人が考えることで出来上がるということを僕は感じ取った。
きょうは、「普通」が人生をしんどくしてしまうことについて、僕の考え方をちょっとだけ書いてみたい。(※お二人のエントリーとは全然違う論点になりそう...)
おそらく一般的なサラリーマン家庭で育った人は、『学校を出て、就職し、結婚し、子育てし、家と車を買い、定年まで同じ会社に勤め、退職後は豊かな老後を送る。』というのを幸せの定跡として考え、ある意味での人生の基本パターン=「普通」として捉えているんじゃないだろうか。僕は括弧でくくったパターンを幸せのテンプレートと勝手に読んでいる。
僕自身は一般企業で働いているが会社の同期や先輩、上司も上記に書いたような基本パターンを「普通」の事として意識して人生を生きようとしている。飲み会の席であがるトピックは必ず幸せのテンプレートについてばかりだ。
幸せのテンプレートは多くの人にとって無意識の基礎思考として君臨していると僕は考えている。
ただ、少々厄介なことにこの幸せのテンプレート思考を少しでも外れてしまうととてつもなく大きな疎外感に悩まされることになる。
不登校になったり、就職に失敗したり、結婚できなかったり、離婚したり、子供ができなかったり、子供が不良になったり、失業したり、ローンで買った家が抵当に取られたり、老後に夫婦の片方が病気になったり...
このどれか一つにでも当たれば幸せのテンプレートから外れた不幸な人生になってしまうと考えてしまう。
普通っていうものを外れてしまうと大きな疎外感に悩まされてしまう。
ああ、「普通」から逃げ出したい!!といつも僕は思っている。
僕自身は幸せのテンプレートや社会で言う普通から逃れたくて何か救いくれそうな本があるんじゃないかと思って読みあさる。
こんな感じの本を読んだり、
しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール (幻冬舎新書)
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日本の息苦しい常識から飛び出してやる〜〜とか思いながら本を読んでいる。
ただ冷静になって考えてみると、creepさんのエントリーでも触れられているように普通だとか常識っていうのは場所や時代が変われば当然のごとく変化する。
それと今そこにある普通や常識は限定的なものでしかないかもしれない。
そして、普通っていう言葉は実を言うと多様性を排除してしまう側面もあると思う。
もちろん普通や常識って必要なものでもあるけど、大事なのはなんで僕たちはそれを普通って考えているんだろう?って疑問を持つ事じゃないかな。
長くなってしまったけど、
・なんでこれが普通なんだ?
・どうしてこれをみんな普通って考えてるんだろう?
・「普通」の外の世界にはもっと多様性があって面白い物や考え方が溢れてんじゃないか って考えてみよう!!
というのが僕の意見です。
最後に今日僕に考えるきっかけをくれたお二人のエントリーがみなさんを「普通という考え方」という檻から皆さんを解放してくれる鍵となることを期待しております!
See you soon !