脱スマホのススメ とりあえず五日間やってわかったこと。
意外とネット廃人だということに気づいた。
今週の月曜〜金曜、五日間全くスマホを持たずに出かけるというのを実践してみた。
僕自身は一年と4ヶ月ほどiPhone4sを利用してきたのだが、ときどき家に忘れると一日つまらないと思うような状態になっていた。
そして、はてなブログを始めてからというもの2〜3時間おきにブログのPV状況を確認するというような習慣がみについてしまったせいか、仕事に集中できなくなっていた。またTwitterの確認や更新にも集中力のリソースを奪われてしまい、日中はネットのことばかり気にかける生活に陥ってしまった。
日中限定で脱スマホを決意。
モバイルインターネットの手軽さに毒され、スマホをタップし続ける自分にいささかの嫌気がさし、脱スマホをしてオフラインになる練習をしようと決意した。
実は僕はiPhoneとガラケーを二台持ちしており、通話と簡単なメールはガラケーできるため意外とiPhoneなしでもそんなに困らないので、プチ脱スマホを簡単に決意することができた。
通勤のお供はKindle paperwhite。
流石にいきなり脱スマホをやるにしても通勤中にいじるものが必要になる。そこでいつもはスマホのお手軽さに負けて出番がめっきり減っていた。そこで今回の脱スマホプロジェクトを進める仲間としてKindle paper whiteと一緒に通勤することにした。
( ※僕のは2012年モデルです。)
そしていつもは集中力が全く持続せずに投げ出してきた洋書に挑戦することにした。
Writing on the Wall: Social Media - The First 2,000 Years
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トム・スタンデージ氏が著した最新版の図書である。彼は人類の歴史を追い、人と人がつながりたいという欲求を満たすために作り上げてきた仕組みをソーシャルネットワーキングととらえ、その歴史を振り返り、未来のソーシャルネットワーキングをこの本を通して著述している。まあ、詳しいレビューは放置せずに無事読み終える事ができたときに記事にしようと思う(汗)
話を戻す。肝心の脱スマホの読書は意外と快適だった。いつも集中力が切れてお手軽に見れるスマホに持ち替えて気づくと全く読書から遠ざかってしまうのに対して、Kindleだけしか暇つぶしデバイスがないためひたすら洋書と向き合う事になる。
そして、辞書機能も内蔵されているためこれまでになく集中して読み進めることができた。自分の場合、脱スマホをやると読書の集中力が格段にあがるということがわかった。
脱スマホして変わった事。
1、睡眠時間が一時間早くなった。
いつもは午前1時に床につき、6時半に目覚める生活をしていたのが12時には寝るようようになった。睡眠時間が一時間延びたのだ。これははてなブログとTwitterにかける時間が減った事によってできた時間のようだ。結果的に、はてなピープルの訪問減少につながってしまったのだが。
2、読書に集中できるようになった。
これは前述の通りなんだけど、集中力がおちるとすぐスマホに逃げてしまう。そうするとTwitterに張り付いたり、半永久的にはてなブログを巡回してしまう。こうすることで意外と自分のことを考えたりする時間が削られるんじゃないかな?
3、スマホ依存症だった自分に気づかされた。
なんだかんだで、情報を素早く取れてしまうおかげで調べごとや暇つぶしとしてついつい使ってしまう。それはある意味で無目的に漫然と情報を消費するだけの行動を無自覚に行っていたということだと思う。
4、ガラケーから友人へのメール送付が増えた。
実を言うとスマホを使い始めて、人と通信せず一人でネットを見てばかりになった。僕の場合は個人のコミュニケーションを拡張するのではなく縮小して、なおかつ弧の促進をする機械と化していた。そういう意味ではメールと電話だけのガラケーは人とやり取りするにはシンプルで無駄の無いデバイスだと思う。
スマホはプライベートと仕事の境界線を曖昧にする呪いのデバイス
僕自身のケースでは平日中の仕事場にスマホを持ち込む事である種のプライベートを職場に持ち込んでしまっていたという事実がわかった。
ただ、逆のケースも今の世の中ありえるんじゃないだろうか。スマートフォンを仕事に使用することでプライベートな時間に職場や取引先からメールが届いて自分のプライベート時間を削られるという人もかなりいると思う。プライベートに仕事が持ち込まれてしまうのだ。これは明らかな無給の時間外労働であり、問題と言えるんじゃないだろうか。僕自身はスマホを業務に利用する事に断固として反対する。
リアルに脱スマホをする決意が固まった。
スマホで得たものは多いし、楽しいコンテンツもリッチなウェブ体験もエンジョイしてきた。テクノロジーの発展でできることはたくさん増えたと思うのだが、それと同時に僕たちは何か大切な時間やものを失っているのかもしれない。
これを期に近日中にiPhoneを解約してリアル脱スマホしようと思う。
インターネットがつながらない生活もまた別の意味で豊かさがあるんじゃないかと思う。
というわけで自分とインターネットのつきあい方をもう一度考えてみたい。
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See you soon!